さてさて、数日前から貼っている夜空の画像
こちらの画像は初代GR DIGITALでの画像。
こちらはパナソニックDMC FZ50での画像。
GRは2005年のデジカメ、FZ50は2006年のデジカメ。カメラの技術は日進月歩ですが古いデジカメでもここまで使えるのでなかなか買い替えができないのが本音(笑)
この写真は比較明合成といって何百枚の画像を星の軌道がわかる様に重ねた画像なんですよ。よく理科室とかの壁に貼ってありますよね(笑)
でもこういう星の軌道が撮れるカメラってお高いんでしょ?(愛知県在住 主婦)とお嘆きの方々に朗報。いやいや、これ先ほどにも書いた様に最新式のデジイチではなくても出来ちゃうんですよ。よく写真展なんかでやっているモノってのは高級なデジイチやレンズを使ってバルブ撮影(長時間シャッターを開けておく撮り方)で撮ってありますがこれって素人には敷居が高すぎますよね、値段もすげーするし!
でも今回は出来るだけ安く、手軽に、我々素人でも出来る方法で頑張っちゃいましょう、という趣旨です(笑)
まずはお手元のデジカメを見てみましょう。自分のGRにはインターバル撮影という機能がついています。これは簡単にいえば連続で自動で写真を撮ってくれるシステム。任意の時間、たとえば5秒ごとにシャッターを切ってね、と設定しておけば勝手にどんどん切ってくれるモノ。GRはこの機能を使いました。
でもこんな機能がついたデジカメなんて持ってないですよっ!(東京都在住 フリーター)とお嘆きの貴兄に朗報。FZ50にはそんなインターバルタイマーなんて付いておりません。なのでどうやったか。これは簡単です。連射機能というものがここ数年の大抵のカメラにはついていませんか?コレを使います。
さてさて、まずは三脚を用意しましょう。安くてかまいません。FZ50に使った三脚はカメラのキタムラで買ってきた980円の三脚を使いました。GRには100均で買ってきた105円の三脚を使ってみました(笑)お金かかってないでしょ?
まずは一度空にむけて星を撮ってみましょう。三脚を立てて空に向かってシャッターを切ります。どうですか?星撮れましたか?真っ暗しか撮れねー!って方はそのカメラにマニュアルモードってないですか?マニュアルモードってのがある方は「F値」ってのがあるでしょう?F2.4とか書いてあるソレ!それを一番小さい数字にしてみてください。次にシャッタースピードを弄りましょう。その横ぐらいに1/200とか書いてある数字ありますよね。それがシャッタースピードです。一秒間にどれだけシャッターが開いているかをコントロールする値です。数字が大きくなればなるほど明るくなります。ただし手振れがすごくなります(笑)それを動かしてみて8S(8秒)ぐらいにして見ましょう。で、撮ってみましょう!
撮れました?とりあえずブレブレでもいいのでこのF値とシャッタースピードを弄って星が撮れる数値にしましょう。これは試行錯誤してください。
撮れる値がわかったらインターバルタイマーがある機種なら撮影開始!SDカードの容量とバッテリーが尽きるまで放置して見ましょう。
インターバルタイマーがない機種では連射機能を使います。シャッターを押しっぱなしにしなくてはいけませんが、カメラを触っているとどうしても画像が手振れしてしまいます。そんなときはアマゾンで
レリーズや
リモートスイッチをお使いのカメラにあうのを探して購入しましょう。ちなみにFZ50のは315円でした(笑)
さてさて、SDカードには数百枚の画像があると思います。撮れる量はバッテリーの容量、SDカードの容量、SDカードの転送速度にもよりますよね。あとバッテリーは寒さに弱いので注意!
で、
比較明合成ソフト SiriusCompを用意します。ここのリンクからDLしてみてください。で、サイトの使い方を見ながら画像を入れてみると・・・・・・出来たでしょ?
で、この画像
は点線になっちゃってますよね。これはなぜか。これはシャッタースピード15秒で撮っているのですが、GR自体が初代は8秒以上のシャッタースピードを選ぶとノイズリダクション(NR)という機能がオフにできないので15秒撮っちゃあ保存に15秒かかってしまっているのでその間に動いた距離が開いてしまうのです。なので8秒で取らなきゃいけなかったかな、と。
こちらのFZ50でもどうしても保存時間がかかってしまうので8秒で撮影。FZはNRが低に出来るのでそれで撮影。
そうそうISOという値があると思うのですがそれは100ぐらいにしといてはどうでしょう。感度の違いなのですが高ければ暗いところもよく撮れるのですがノイズもでます。今のいいカメラはISOは高めでもいいでしょうけど・・・これはカメラの性能の違いで変わるよ、と覚えておいてください。
どうせwebで公開するなら500万画素まで下げちゃってもいいんじゃないかな?とおもっています。これも500万まで下げてSDカードの容量を稼いでますので。
さて、晴れた夜空の楽しみの一つに三脚もってどうでしょう?